「仕事なんてやめていいわ。今の仕事だけが全てじゃない。いろんな人がいろんな仕事をしているわ。でも仕事をやめるのはいいけれど、次のことを考えなさい。辞めたらすぐにお金に困ることになる。どうにか収入を確保する手段を考えなさい。今出来ることで仕事にできるようなスキルはないの?早く決めないといけないわよ。自分のことなんだから、自分で何とかしなさい。私のせいじゃないわ。あなたのやることの手助けはするけれど、それを私の責任にされても困る。よく考えて自分で選ぶのよ。そうね、占い師とか、ヨガ講師とか、プログラミング関連のことなんていじゃない。とにかくお金を稼ぐのよ。

 

母は一方的に話しかけてくる。口を挟む間もなく続く言葉は、決断を急がせるものばかりだ。こちらを急かす意図などないというが、母の口から出てくる言葉はそうとしか聞こえないものばかりだ。これがまた非常に鬱陶しい。

 

母の言葉を真正面から受け止めていると、壊れてしまう。母は父は自分のアドバイスをまともに取り合わない、と文句を垂れるが、父が母の言葉を無視するようになった気持ちが分かった気がした。これをまともに聞いていたら発狂間違いなしだ。

 

母は急いて、「(母が望む)息子の幸せな未来予想図」を押し付けてくる。質の悪いことに彼女は選択を受け入れようが受け入れまいが文句をつけてくる。また、受け入れた場合は支配者になったかの如く、よりいっそうひどく口出しを行う。

 

母は饒舌に未来展望を語るが、どんなときであっても必ず以下の意図を含む言葉を付け加える。「でも、選んだのは私じゃないわ。あなたが勝手に選んだのよ。私に責任はない。私はただ、考えもなく喋っているだけだもの。責任どうこう言われても困るわ。」

 

母は考えて喋らない。ただ思いつくがままに自分の意見を述べているだけだ。だからあちらこちらに行っては話を拡散させて、そのまま放置する。議論にならない。相槌を打って意見を述べても、自分と異なっていると適当な返事をして別の話題に移す。少し前に言った自分の意見と違うことも多々ある。まともに取り合う事はやめようと思った。

 

ああ疲れた。今日はもう休もう。